Android のブートモード

通常ブート

MTD の boot 領域をルートツリーとし,system, userdata, cache 等をマウントして起動する。

リカバリーブート

MTD の recovery 領域をルートツリーとする。他のブロックをマウントするかどうかは知らない。

起動方法
  • なんらかの物理キーの組み合わせで起動すると移行できる場合が多い (デバイスによって異なる)
  • adb reboot recovery でいける
  • なんらかのアプリを使う

fastboot

かなり boot loader レベルに近い素の環境?fastboot プロトコルによりホストとやりとりする,らしい。

機能
  • 各 MTD ブロックを flash したり消去したりできたりする (危険)
  • ホスト上のカーネルや initramfs を読み込ませて起動したりできる,らしい
起動方法
  • なんらかの物理キーの組み合わせで起動すると移行できる場合もある (デバイスによって異なる)
  • adb reboot bootloader or adb reboot-bootloader でいける
  • なんらかのアプリを使う
操作
  • adb コマンドではなく fastboot コマンドを使う
    • Android Source をビルドした場合,out/host/linux-x86/bin/ 以下に存在する
    • Windows の場合 Android SDK に付属している?
  • adb 接続時と違うベンダ ID, プロダクト ID の USB デバイスになるので Linux の場合 lsusb で確認すること。
  • help メッセージにでてくるコマンド以外に oem などのコマンドが利用できる場合もある